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クラフトビール新規事業の成功戦略

目次

クラフトビールは、近年ますます注目を集めている業界の一つです。個性豊かな味わいや地域の特色を活かしたブランディングが可能なため、大手メーカーのビールとは異なる独自の価値を提供できます。

日本国内では2019年時点で市場シェアが1~2%程度と限られていますが、アメリカでは約25%に達しており※、今後の成長余地が大きい分野といえます。特に、地域活性化や観光市場と相性が良く、地方創生の一環としても注目されています。

また、クラフトビール事業は小規模から始められる点も魅力です。最低6坪のスペースと1人のスタッフからスタートできるため、既存の飲食店や宿泊施設、観光施設との相乗効果を狙った新規事業としても適しています。さらに、ビール醸造免許を取得すれば、自社ブランドのビールを販売できるため、利益率の高いビジネスモデルを構築することも可能です。

本記事では、クラフトビール事業の魅力や市場の現状、参入するための基本ステップ、成功のポイントについて詳しく解説していきます。これからクラフトビール事業に挑戦したいと考えている方の参考になれば幸いです。

※参照元:「世界+日本+クラフト」ビール産業レポート@2019https://kitasangyo.com/pdf/archive/world-alcoholic/beer_ind.pdf?utm_source=chatgpt.com

クラフトビール業界の現状と将来性

クラフトビール市場の成長動向

クラフトビール市場は、日本国内でも着実に拡大しています。1994年の酒税法改正によって地ビールが誕生し、一度ブームが落ち着いた後、2005年ごろから再び人気が高まりました。2023年末時点で、国内のクラフトビール醸造所は800箇所を超え、今も増加傾向にあります。

世界的に見ると、アメリカのクラフトビール市場はすでに成熟期に入り、ビール市場全体の25%を占めるほどの成長を遂げています。日本でも、この流れを受けてクラフトビールの需要が高まっており、特に都市部の若年層を中心に人気が広がっています。

クラフトビール市場の今後の展望

今後のクラフトビール市場の成長を後押しする要因は以下の3つです。

フレーバーの多様化による消費者の選択肢の増加

クラフトビールは、大手メーカーのビールと異なり、フルーツやスパイス、地域特産の素材を活かした個性的な味わいが特徴です。消費者の嗜好が多様化する中で、「ここでしか飲めない」ビールへの需要はますます高まると予想されます。

観光需要の回復と地域ブランディングへの貢献

コロナ禍の影響で一時的に落ち込んだ観光市場も、回復傾向にあります。クラフトビールは、地域の観光資源としても活用でき、観光客の土産需要や飲食店での提供を通じて地域経済を活性化させる要素となり得ます。

国内市場の成長余地と海外展開の可能性

日本のクラフトビール市場は、まだ発展途上であり、アメリカのように市場シェアが拡大する可能性があります。また、品質の高い日本産クラフトビールは、海外市場でも高評価を得ており、輸出によるビジネスチャンスも広がっています。

クラフトビール業界の課題

一方で、クラフトビール業界にはいくつかの課題もあります。例えば、将来的に酒税法の改正により、ビール醸造免許の取得要件が厳しくなる可能性が指摘されています。そのため、新規参入を検討している場合は、できるだけ早く免許を取得することが推奨されます。

また、クラフトビールは高品質なビールを提供することが求められるため、醸造技術の習得や品質管理が重要になります。成功するためには、技術面の研修や専門家との連携をしっかり行うことが鍵となります。

クラフトビール市場は、今後さらなる成長が期待される分野であり、新規参入のチャンスも多く存在します。しかし、免許の取得や醸造技術の習得、ブランド構築といった課題をクリアすることが求められます。

クラフトビール事業の成功事例

クラフトビール市場は成長を続けており、日本国内でも成功を収めているブルワリーが増えています。本章では、成功事例をもとに、どのようなビジネスモデルや戦略が有効なのかを解説します。

成功事例① 地域密着型ブルワリー:地方の特産品と融合

事例:長野県軽井沢のブルワリー

長野県軽井沢のブルワリーは、長野県の豊かな水源を活かし、地域限定のクラフトビールを展開。地元の特産品とコラボし、観光客向けの土産品としても人気を獲得しました。

成功ポイント

  • 地域の特産品を活かした独自のフレーバー開発
  • 観光客をターゲットにしたマーケティング戦略
  • レストラン併設による体験型ビジネスモデル

成功事例② 小規模醸造+直販モデル:ブリューパブ型

事例:東京に4店舗展開するブルワリー

東京の当ブルワリーは、クラフトビールの醸造所とレストラン(ブリューパブ)を併設し、店舗での直販をメインにしたビジネスモデルで成功。オリジナルのクラフトビールとピザを組み合わせた独自のコンセプトが人気を博しました。

成功ポイント

  • 店舗併設型で物流コストを削減し、利益率を確保
  • クラフトビール初心者でも楽しめる「フード+ビール」の組み合わせ
  • SNSを活用したファンコミュニティの形成

成功事例③ EC+ブランド戦略:オンライン販売で全国展開

事例:北海道上富良野のブルワリー

北海道上富良野のブルワリーは、オンライン販売に力を入れ、全国のクラフトビールファンに向けた戦略を展開。SNSやYouTubeを活用し、クラフトビールの製造過程や開発秘話を積極的に発信し、熱心なファンを獲得しました。

成功ポイント

  • ECサイトを活用した全国販売
  • YouTubeやSNSでのブランドストーリー発信
  • 他社とのコラボレーションによる知名度向上

成功事例から学ぶポイント

これらの成功事例から、クラフトビール事業で成功するための共通ポイントを整理すると以下のようになります。

1. ターゲットを明確にし、独自性を打ち出す

  • 地域性を活かした商品開発
  • フードとの組み合わせによる魅力向上
  • オンライン戦略を活用し、広範囲にアプローチ
  • 収益モデルを最適化する

2. 直販型(ブリューパブ)で利益率を確保

  • 小規模醸造でも利益を出せるビジネス設計
  • 補助金やクラウドファンディングを活用し初期投資を抑える
  • ファンコミュニティを形成し、継続的な売上を確保する

3. SNSやYouTubeでストーリーを発信

  • リピーターを増やす施策(定期便、限定ビールなど)
  • コラボレーションによる知名度向上

クラフトビール事業のはじめ方

クラフトビール事業を成功させるためには、しっかりとした計画と戦略が必要です。本章では、事業をスタートするための基本ステップを解説します。

(1) 事業計画の策定

クラフトビール事業にはさまざまなスタイルがあります。まずは、自分のビジョンに合った事業モデルを明確にしましょう。

主なビジネスモデル

  • マイクロブルワリー型:醸造に特化し、卸売やEC販売を中心に展開
  • ブリューパブ型:レストラン併設型で、店内での提供と直販をメインにする
  • テイスティングルーム型:小規模醸造+試飲販売の組み合わせ

事業計画のポイント

  • どのビジネスモデルを採用するか?
  • 競合との差別化ポイントは?
  • 目標とする売上・利益は?

(2) 必要な手続きと免許取得

クラフトビールを製造・販売するには、酒類製造免許が必要です。

酒類製造免許の取得要件(ビール製造免許の場合)

  • 年間60kL以上の生産が必要(小規模事業者向けの特例なし)
  • 専用の設備・醸造スペースが必要
  • 醸造経験者または研修受講者が必要

免許取得の注意点

  • 設備投資前に管轄の税務署と相談する
  • 申請から取得まで1年ほどかかるケースもある
  • 将来的に免許取得条件が厳しくなる可能性あり

(3) 必要な設備と初期投資

クラフトビール事業を始めるには、設備投資が不可欠です。

必要な設備

  • マッシュタン(麦汁を作る設備)
  • 発酵タンク
  • 冷却システム
  • 樽洗浄機、ボトリング機器

初期投資の目安

設備費用目安
醸造設備2,000万~3,000万円
建築・内装3,000万円
免許申請費用30万~50万円
合計約6,000万円

(4) 商品開発と試作

クラフトビールの魅力は、独自のフレーバーを生み出せることです。

レシピ開発のポイント

  • ターゲット層に合わせた味わいを設計
  • 地元の特産品や季節の素材を活用
  • 他社と差別化できる独自の特徴を持たせる

試作と品質管理

  • 小規模テスト醸造で味の調整を行う
  • 安定した品質を保つための管理体制を構築
  • 消費者のフィードバックを活かした改良

クラフトビール事業をスタートするには、事業計画の策定、免許取得、設備投資、レシピ開発などのプロセスが必要です。小規模から始められる一方で、品質管理やマーケティング戦略が成功のカギを握ります。

クラフトビール事業の運営と成長戦略

クラフトビール事業を成功させるには、単にビールを醸造するだけでなく、効率的な運営と長期的な成長戦略が不可欠です。本章では、事業を軌道に乗せるための運営のポイントと、成長戦略について解説します。

(1) 収益モデルと利益構造の最適化

クラフトビール事業では、収益モデルをしっかりと設計し、利益率を確保することが重要です。

主な収益モデル

  • 直販型(ブリューパブ併設):醸造所に併設したパブやレストランでの販売(利益率が高い)
  • 卸売型:飲食店や酒販店への卸売(販売量を確保しやすいが利益率が低い)
  • オンライン販売:自社ECサイトやクラウドファンディングを活用した直販(全国展開が可能)

収益モデルの比較

収益モデル メリット デメリット
直販型 高利益率・ブランド価値向上 店舗運営のコストがかかる
卸売型 販売量を増やしやすい 卸価格のため利益率が低い
オンライン販売 全国の消費者に販売可能 配送コスト・プロモーションが必要

(2) マーケティングと集客戦略

クラフトビールの成功には、効果的なマーケティングが欠かせません。

1. 体験型マーケティング

消費者に「ここでしか体験できない」特別感を提供することで、ブランドの独自性を強調し、深い印象を与えることができます。

  • 限定ビールの開発や地元食材とのコラボレーション

    季節限定の商品や地域の特産品を使用したビールを提供することで、消費者に新鮮さと独自性を感じてもらえます。例えば、地元の果物やハーブを使用したフレーバービールなどが考えられます。

  • 工場見学ツアーの実施

    醸造所の見学ツアーを開催し、ビールの製造工程を公開することで、消費者に製品への理解と親近感を持ってもらえます。実際に製造現場を目にすることで、品質への信頼感も高まります。

2. デジタルマーケティングとSNS活用

現代の消費者は情報収集や交流の多くをオンラインで行っています。デジタルチャネルを効果的に活用することで、広範な層へのリーチとブランド認知の向上が可能です。

  • Instagram・Twitter・YouTubeの活用

    ビールの製造過程や新商品の情報、イベントの告知などをSNSで発信することで、視覚的かつリアルタイムな情報提供ができます。特に、ビジュアルコンテンツが豊富なInstagramや動画コンテンツを配信できるYouTubeは、製品の魅力を伝えるのに適しています。

  • オンラインイベント・ライブ配信

    新商品の発表や醸造過程のライブ配信、オンライン試飲会などを開催することで、地理的な制約を超えて多くの消費者と直接交流できます。これにより、ブランドへの親近感や信頼感を醸成できます。

3. リピーター獲得施策

一度の購入で終わらせず、継続的に製品を購入してもらうための仕組み作りが重要です。リピーターの存在は安定した売上の確保に直結します。

  • 定期購入プラン(サブスクリプション)の導入

    毎月異なるビールを届ける定期購入サービスを提供することで、消費者に継続的な楽しみを提供できます。これにより、安定した収益基盤を築くことが可能です。

  • メンバーシップ制度の設立と会員限定ビールの提供

    会員向けの特典や限定商品の提供を行うことで、特別感を演出し、顧客のロイヤルティを高めることができます。例えば、会員限定の試飲イベントや限定ビールの先行販売などが効果的です。

(3) 事業拡大の方法

クラフトビール事業を拡大するには、以下のステップを考えるとよいでしょう。

販売チャネルの拡大

事業の成長を目指すためには、現在のビジネスモデルに加えて新たなチャネルや市場への展開を検討することが重要です。

  • 飲食店や酒販店への卸売強化
  • 自社ECサイトの充実(定期購入、ギフトセット販売)

店舗展開・ブランド拡張

  • 直営店の展開(観光地や都市部への進出)
  • 他のブルワリーとのコラボレーションビール開発

海外市場への進出

  • 日本産クラフトビールの輸出(特にアジア・欧米市場)
  • 海外イベント・フェスティバルへの参加

クラフトビール事業における課題とリスク

クラフトビール事業は成長市場ではありますが、成功するためにはいくつかの課題やリスクを理解し、事前に対策を講じる必要があります。

(1) 競争環境の激化

国内のクラフトビール醸造所は800箇所を超え、競争が激化しています。このような状況下で価格競争に巻き込まれないためには、他社との差別化を図る戦略が求められます。

対策

  • 独自性のあるビール開発(地元食材を活用・ユニークなレシピ)
  • 高品質・高付加価値の提供(クラフトビールのストーリーを伝える)
  • ファンコミュニティの形成(定期購入や限定イベントで顧客を囲い込む)

(2) 酒税法・規制の影響

クラフトビールの醸造・販売には「酒類製造免許」が必要であり、将来的に免許取得の要件が厳しくなる可能性があります。

対策

  • 2026年までに免許取得を済ませる
  • 行政書士やコンサルタントと連携し、スムーズな手続き

(3) 原材料コストと仕入れリスク

麦芽やホップなどの原材料価格は変動しやすく、為替の影響で輸入原料のコストが上昇するリスクがあります。

対策

  • 地元産の原料を活用し、調達リスクを分散
  • 長期契約や共同仕入れによるコスト削減

(4) 品質管理の難しさ

ビールは醸造後の管理が重要であり、品質劣化のリスクがあります。一貫した味を維持することがブランドの信用につながります。

対策

  • 品質管理の徹底(温度・発酵管理のシステム化)
  • 醸造技術の研修・専門家のアドバイスを受ける

(5) 人材確保の難しさ

クラフトビール醸造には専門的な知識と技術が必要であり、適切な人材の確保が課題となります。

対策

  • 醸造家の研修制度を整備(社内研修+外部研修の活用)
  • 長期的に働ける環境を整える(待遇・働きやすさの向上)

クラフトビール事業は成長市場であり、新規参入のチャンスも多い一方、競争環境の激化や法規制、原材料コストの変動といった課題も抱えています。しかし、適切な運営戦略を立て、リスク管理を行いながら進めることで、持続的に成長するビジネスへと発展させることが可能です。

まとめと新規事業立ち上げまでのステップ

クラフトビール事業は、個性を活かしたブランドづくりができ、小規模からでもスタートしやすい魅力的な市場です。日本国内での市場シェアはまだ1〜2%程度ですが、アメリカでは25%を超えており、日本でも今後の成長が期待されます。

また、クラフトビールは「ここでしか飲めない」という希少性が強みになり、地域密着型のビジネスとしても成功しやすい特徴があります。しかし、成功するためにはしっかりとした事業計画、マーケティング戦略、そして法規制への対応が不可欠です。

本記事では、クラフトビール事業を成功させるためのポイントを以下のように整理しました。

1. クラフトビール事業の成功のための3つのポイント

✅ ブランド化と差別化がカギ

  • 地元の特産品やユニークなレシピで他社と差別化
  • 「ここでしか飲めない」限定ビールの開発
  • SNSやイベントを活用してブランドの世界観を発信

✅ 小規模から始めて成長戦略を描く

  • 6坪・1人からでも始められるビジネスモデル
  • 直販型(ブリューパブ)・EC販売・卸売の組み合わせ
  • 長期的な成長を見据えた設備投資と資金計画

✅ マーケティングと体験価値の提供が重要

  • 工場見学ツアーや試飲イベントで「体験」を提供
  • 口コミやSNSを活用し、ファンを増やす戦略
  • サブスクリプションや定期購入プランで安定収益化

2. クラフトビール事業を始めるための次のステップ

クラフトビール事業を具体的に進めるには、次のステップを意識することが重要です。

ステップ①:ビジョンとコンセプトの明確化

  • どのようなクラフトビールを作りたいのか?
  • 誰をターゲットにするのか?(観光客向け・地元密着型・全国販売など)
  • どの販売チャネルをメインにするのか?(直販・EC・卸売)

ステップ②:事業計画と資金調達

  • どのビジネスモデルでスタートするかを決定
  • 初期投資・運転資金の計算(6,000万円が目安)
  • 補助金・融資・クラウドファンディングの活用を検討

ステップ③:免許取得と醸造設備の準備

  • 酒類製造免許の取得(1年以上かかる場合も)
  • 2026年以降の規制強化に備え、早めの申請を検討
  • 設備の選定・設置(マッシュタン・発酵タンクなど)

ステップ④:試作・品質管理とマーケティング戦略

  • レシピ開発と試作(ターゲット層に合った味作り)
  • 品質管理体制の構築(温度・発酵管理の徹底)
  • SNS・Webサイト・イベントでの集客準備

ステップ⑤:開業と販売開始

  • 直販・EC・卸売の販路を確立
  • 工場見学ツアー・イベントなどで認知度を向上
  • お客様のフィードバックを活かして改良・新商品開発

3. まずは小さくスタートし、確実に成長させる

クラフトビール事業は、初期投資が必要なビジネスですが、小規模から始めて徐々に拡大することも可能です。特に、直販型のブリューパブやEC販売からスタートすれば、低コストで市場の反応を見ながら運営できます。

また、「ここでしか飲めない」価値を生み出すことが、クラフトビール事業の成功のカギとなります。地域の特色を活かし、ブランドとして確立させることで、競争に埋もれずに成長し続けることができます。

4. さらに学びたい人向けの情報・セミナー案内

クラフトビール事業の具体的なステップや、免許取得の詳細、マーケティング戦略についてさらに学びたい方は、専門家のセミナーやコンサルティングを活用するのも有効です。

✅ クラフトビール開業セミナー

  • 免許取得の具体的な流れ
  • 醸造設備の選び方
  • 成功事例から学ぶ経営戦略

✅ コンサルティングサービス

  • 開業前の事業計画サポート
  • 設備投資と資金調達アドバイス
  • ブランド戦略・販売戦略の策定

5. まとめ

クラフトビール事業は、これから成長が期待される市場であり、地域活性化やブランド構築にもつながる魅力的なビジネスです。

しかし、成功するためには、事業計画をしっかり立て、免許取得や設備投資、マーケティング戦略などを慎重に進める必要があります。

✅ まずは小規模から始め、ブランドを確立し、長期的な成長を見据えた戦略を立てることが重要です。

これからクラフトビール事業に挑戦したい方は、ぜひ本記事の内容を参考に、第一歩を踏み出してください!

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