活版印刷・特殊印刷などを手がける河内屋では、本業である印刷所のショールームスペースの有効活用法を模索。また、DX(デジタルトランスフォーメーション)化がトレンドとなっている現代における、紙に頼らない新たな事業成長手段の確保も考えていました。
クラフトビール製造やマイクロブルワリープロデュースを行っているアウグスビールでは、ショールームの空きスペースに対し、国内に数件しかない横置き型のラガータンク導入を提案。事業再構築補助金(新分野展開)の活用もプランニングしました。
こうしてマイクロブルワリー併設のコンセプトブリューパブ「Kunisawa Brewing」を新橋で開業。開業後3ヶ月間はほぼ満席、事業再構築補助金の条件もクリアし、売上は順調に成長しています。
新橋クラシックラガーを提供する
Kunisawa Brewingの
ブルワリー開業インタビュー
土地活用におけるマイクロブルワリーの活用メリットとえいば、やはり「保有しているが使っていない土地、使い道が見つからない土地」を有効利用できること。マイクロブルワリーであれば最低6坪から開業できるため、土地だけでなく、企業で保有している倉庫・事務所・ショールームスペース、個人で保有する蔵や古民家なども十分に活用できます。
使っていない土地は、そのままにしていても何の利益も生みません。しかし、土地活用でマイクロブルワリーを開業すれば、オリジナルのクラフトビール製造・販売で利益を生むことが可能となります。
その土地ならではの特産品を原料にするなど、アイデア次第でさまざまな味を開発できるため、それが注目を集める可能性も高いと言えるでしょう。もちろん飲食系のビジネスとまったく関係がなくても開業は可能、それが逆に話題となる可能性もおおいにあります。
土地活用のひとつとしてマイクロブルワリーは有効な手段ですが、近年増え続けているクラフトビール業界で「選ばれる商品」を生み出すのは難しいもの。また、異業種から飲食業界に参入する場合、PRの方法やコンセプトの設計力も重要となってきます。せっかくのマイクロブルワリー開業で失敗しないためにも、専門のプロデュース会社の力を借りるのが賢明と言えるでしょう。
2018年にサービスを開始し、2023年6月時点で20社を超える企業に対し、マイクロブルワリーをプロデュース。
こだわりの原料とたしかな技術でビールを製造しているメーカーならではの視点で、ビール製造の先にある地域活性化、ブランディングを含めトータルサポートを実現しています。